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桜色の日々

カコバナ
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サラ金のしくみ

今では、一般的に知られているサラ金の恐ろしさだが、
当時は、まだまだこの金融が全盛期で
町のいたるところに、ひっそりとしたサラ金がたくさんあった。

借りる、返せない、暴力団から脅される、
これはセットである。

帳簿を見て気付いたことがある。
それは圧倒的に借金をする人は公務員が多いということだ。

帳簿は何故か、職業別に分けてあった。
公務員か、サラリーマンか、その他か。

公務員でも、学校の先生、市役所の職員が主であった。

よくよく考えてみるに、この人たちが薄給だったというのはわかる、
けれどこういうところで借金をするというのは
最終手段なのである。
公務員は、ボーナスも給料もなくなることはないという甘い考えの持ち主が借りに来る。

どこからも借りれなくなって、仕方ないサラ金で借りるか、
と言って借りにくる。

当然、返せないのである。
何故なら、毎月の返済が利息だけでせいいっぱいだから。

高い金利を払うだけでせいっぱい、それに加えて払える人なら借りはしない。
例えば30万借りたとしよう、
毎月の利息が1万円くらいになる。
利息だけで。
計算方法も実にアバウトで、9500円だったとしても1万請求していた。

元金を返せる人なんていなかった。
当然、何日まで返すという契約があるので、
その日にお決まりのように催促する。
毎日毎日催促する。

私の仕事は催促の電話が主だった・・。

本当は返してもらわなくてもいいのだ。
だって延々と利息をもらい続けて、それで儲けているのだから。
明らかに違法であるが、
借りている人たちにそういうことはわからない。

今は弁護士に頼めばすぐに任意整理してくれるし、
広く、こういう町金融の知識が知られるようになった。
けれど、あの頃はまだまだ誰も知らず、
苦しめられる人は後をたたなかった。



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