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桜色の日々

カコバナ
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バイトで勉強したこと

喫茶店のバイトでは随分男性客と仲良くなった。

ひとりで来る人が多く、多くは個人経営のお店や会社の経営者だった。
平日の昼間に来るのだから、当然そういう人たちだ。
しかし、時代だ。

いくら個人経営といっても、のほほんと昼間からコーヒー飲んでだべっていくのだから、
どんなにみんなあくせくしてなかったか、わかる。

喫茶店が今、なくなってしまったのも、
サラリーマンや商売をしている人たちの心が、長い間の不景気ですさんでしまったからだと思う。

今はカフェが大流行だが、あの頃の喫茶店には、そこそこのオリジナルメニューがあり、コーヒーも淹れ方で随分味が違い、
コーヒー通が、通を誇っていろいろな喫茶店に通い自慢話に花を咲かせたものだった。

そこは、社交場でもあった。
若き経営者や二代目の交流の場であったのだ。
今も、その時コーヒーを飲みにきていた仲間が、立派に社長をやっているのを見ることができる。
しっかりと地に足をつけて経営してこれたのも、
こういう場を上手に利用していたからだと思う。

アルコールもあった。グラスビールを出していたからだ。
ほとんど飲む人はいなかったが、時々いると、
昼間から飲むなんて~と珍しかった。

私はスナックの手伝いもしたことがある。
そこはもう会社勤めをしていたとき、友達がスナックを開店したので
オープンのときだけ手伝いにいったのだ。

仕事は喫茶店とさほど変わりはない。
出すのがアルコールかコーヒーかの違いだけ。
昔のスナックはコーヒーも出すところが多かったので、
締めはコーヒーなんて人も多かった。

洗い物だけは得意だったので、カウンターの中でひたすらグラス洗いとかちわり氷を作ることだけやっていた。
酔っ払いの相手をするのは好きじゃなかったので、
それは友達に任せて、もくもくと働いていた。
それでも人間観察は面白かったし、
スナックのバイトはそれなりに社会勉強に役に立った。

接客業は人付き合いの勉強になる、それを身を持って体験できたのはとても自分の為になったなあとつくづく思っている。



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